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新潟動物ネットワーク No.125
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自分の居場所があるということ
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私は今年の3月から犬班のスタッフとして譲渡会に参加しています。今回は4月20日(日)に行われた大平森林公園での譲渡会について書いてみたいと思います。
この日は里親募集のワンコだけでなくスタッフ犬も参加OKとのことだったので、実家で飼っている「くろえもん」を連れていくことにしました。
実はこのくろえもん、新潟動物ネットワークで里親募集しているところを譲り受けた犬なのです。なので当時お世話になっていたスタッフの方に元気な姿を見てもらいたいという思いで、犬同伴での参加となりました。
当日は天気に恵まれ桜満開の中、多くの方で賑わいました。しかし当の本人はどこ吹く風。久々に再会したスタッフさんや立ち寄ってくれた方々に声をかけられても尻尾を振るでも振り向くでもなく、ただじっと佇んでいるばかり。こちらの思うようにはなかなかいかないもです。(周りのスタッフの方からは(あまりにも目が細いので)「森進一みたい」と言われていました。)
そんな佇んでばかりいる姿を見て、初めて会った譲渡会の時もこんな感じだったなぁと当時を思い出しました。人間に限らず犬にも表の顔と裏の顔があるんですね。「家ではこんなじゃないんですよ」みたいな感じで。
「裏の顔」=「素の自分」。「素の自分を出せる場所」があるってありがたいことですよね。
里親さんたちにはそんな存在であってほしい、里親さんにしか見せない顔をたくさん見つけてほしいと、今回の譲渡会を通して強く思いました。 |
気疲れしたのか、家に着いても車の中で眠り続けるくろえもん
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新潟動物ネットワーク/犬班
五十嵐 妙
平成26年6月1日掲載 |
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