http://www.murakami21.com 村上広域情報誌2001
  
 新潟動物ネットワーク  
No.104

東北地方太平洋沖地震 被災地応援ボード 
~ペットを飼っている被災者のみなさまへ~
http://ndn2001.com/ndn/animal-support/index.html


「動物愛護フェスティバル」

 暑さも落ち着いた9月下旬、今年も日本全国各地で動物愛護週間に合わせたイベント
「動物愛護フィスティバル」が行われます。 
新潟県でも6つの会場で盛大に「動物愛護フェスティバル」が催されます。
9月11日 (火)  佐渡  おんでこドーム
9月23日 (日)  中越  「ハイブ長岡」
9月22日(土・祝) 下越  新発田カルチャーセンター広場  
9月22日(土・祝) 県央  三条機械スタジアム(NDN犬猫の譲渡会あり)
9月22日(土・祝) 新潟市 スポーツ公園 列柱廊 
9月23日 (日)  上越  高田公園 列柱廊
   
会場では動物愛護精神の啓発や適正飼育の知識の普及を目的とした様々なお楽しみが目白押しです。
長年、家族として共に暮らしたペットたちの長寿動物表彰式は観ている側にも励みになりますね。
獣医さんのペット健康相談。 トリマーさんの簡単お手入れレッスン。我が家のペット紹介。
いざという時のために飼い主さんが準備出来る防災グッズ展示。
人間と共に働く訓練された災害救助犬、警察犬、盲導犬のデモンストレーション。
子供さんも楽しみながら動物の事が学べる○×クイズ、紙芝居、お絵描き、折り紙、動物バルーン、
迷子札作り、似顔絵コーナーなどもあります。
ふれあいセンター紹介、犬猫譲渡情報コーナー、フリスビードッグ、アジリティ、ミニドッグランなども計画されています。
会場によって内容の違いはありますが皆さんもご家族連れで是非、最寄りの会場にお出かけになってみては如何でしょうか。

フェスティバルが行なわれる「動物愛護週間」は昭和26年から「春分の日」あたりに開催されていましたが、昭和29年に「秋分の日」を中心に改めて設定され9月20日~26日までの1週間が
「愛護週間」の期間となりました。
かれこれ・・・60年以上にもなる法律で定められた数少ない歴史ある週間の一つなのです。
60年前、犬猫たち家畜も含め、動物たちは、どんな扱いだったのか・・・。
動物たちを取り巻く環境は、社会的関心、背景など人間の都合によって左右されるものですが
動物愛護に関わった先人たちの苦労や思いは、動物たちに優しい社会、人と動物たちとの共生を願っての熱意ある活動だったと思います。
その思いは、今、どのような形となっているのでしょうか。
動物飼育は番犬やネズミ捕り猫ではなく、癒しをもたらす愛玩動物となり
日本国中津々浦々、ペットブームと謳われ久しくなりましたがファッションのように犬や猫の種類にも
幾つもの流行が過ぎ去りました。
それに伴って、大量生産を狙った劣悪な繁殖場、移動販売、ネット販売、深夜営業ペットショップなど動物たちの生態、習性を無視した生体販売商業が一時、問題になりましたがペット関連業は数兆円を超えるモンスター市場に成長しました。
家庭の中でも人と動物たちとの繋がりが深くなってきましたが、残念な事に動物たちの生態、習性を
理解せず不適切な飼育による近隣とのトラブル、遺棄や飼育放棄、問題行動、虐待などの問題も増え続けて来た結果、保健所にも高額で購入したであろう人気犬種の飼い主による持ち込みや人気猫種の野良猫も同時に増えて来たのです。

新潟県では「動物愛護管理推進計画」として平成20年~29年の10年間に保健所に収容された動物たちの殺処分を半減させる目標を立て、持ち込み飼い主に対する終生飼養の指導や犬のしつけ教室、
HP掲載による新しい飼い主募集など行い、そうした各保健所の熱心な取り組みによって目標達成年数半分の5年で処分数半減を成し遂げました。
嬉しい事ではありますが、それでも、尚、猫の処分は年に二千匹を超えています。
多くは野良猫ということですが飼い猫が産んだ子猫を持ち込む人も少なくありません。
殺処分半減目標は行政だけの取り組みだけではなく、「飼い主」の立場にある私たちが「完全室内飼い」「不妊去勢手術」「終生飼養」「脱走防止」など適正飼育をする事で大きく貢献できる事なのです。
同時に、適正飼育は社会と家族である動物たちへの責任という認識も持ちたいものです。

 問題行動の基を探り改善を図る努力。  健康を維持する生活習慣。
高齢、病気になっても、最期まで看取る覚悟。 災害があった時の同行避難の準備。
私たち飼い主が家族である動物たちを最期の日まで守り「しっかりした飼い主さん」になるために
日々、学ぶ事はたくさんあります。
今年は、そんな事も考えながら身近な動物たちへの正しい知識、快適に日々暮らすアイディアも
笑顔と一緒に学んでみませんか。
各フィスティバル会場にはNDNブースも設置されています。
NDNスタッフも各会場に参加しますので気軽にお声を掛けて下さいね。
新しい飼い主さんのお問い合わせ犬猫共に大募集中です。

無用な殺処分も虐待も無い、人と動物たちとの共生、そんな世の中を目指し尽力した先人たちの
思いを「動物愛護週間」のこの期間により確実に広めていきたいと思っています。
そして、人にも動物たちにも優しい社会を築く将来の大人たちにも「小さな命」を守ろうという
当たり前で大切な「動物愛護」の種が心に奥に根ざすフェスティバルになることを願っています。

皆さん、ご家族、お友だちお誘い合わせの上、各会場においで下さいますように
宜しくお願いします。
新潟動物ネットワーク 
平成24年9月1日掲載

新潟動物ネットワーク  バックナンバー
1 里親探しています。 2 なぜ、のら猫になるの?(その1)
3 なぜ、のら猫になるの?(その2) 4 なぜ、のら猫になるの?(最終回)
5 「馬」のこと 6 犬班の譲渡活動について
7 学校啓発班の活動 8 多頭飼育班の活動について
9 フリマの活動について 10 動物虐待を考える
11 レクレーション活動について 12 中越地震における新潟動物ネットワークの対応
13 「お礼状発送係り」を担当して 14 2004年度会報作成を担当して
15 携帯当番を担当して 16 ボランティア活動とお金
17 “動物好き”に翻弄される動物たち 18 「生きる使命を与えられた動物たち」
    ~猫の一時保護を通して~
19 パネル展と講演会のお知らせ 20 一時保護で変わる犬の運命
21 動物たちを考えるパネル展 22 外国人の目から見た日本の動物たち
23 猫の飼主探しから、素敵な出合い 24 村上東中学校で「命の大切さについて」
25 「動物たちへ少しのお手伝い」 26 「冬の野良猫」
27 小さな命を救いたい 28 うさぎとラビットファー
29 捨て猫しゅんすけと新潟動物ネットワーク 30 リニューアルしました
31 今年は写真展とトークショー 32 優しい出会い
33 小さな命の移動販売 34 クーちゃんと暮らして
35 山に捨てられた猫 36 こどもたちに「命の大切さ」を伝える活動
37 ある犬の繁殖場 38 ある繁殖業者の廃業
39 愛犬からのメッセージ 40 聴導ねこ誕生!?
41 新潟動物ネットワークに参加して 42 気になっている事
43 中越沖地震 44 NDNフェスティバル「身近な動物問題に目を向けて」
45 NDNフェスティバル
 「身近な動物問題に目を向けて」を終えて
46 猫の譲渡会をします
 47  動物との係わり合いとアクシデント 48  NDN カレンダー
 49 雑感・携帯当番 50 犬の一時保護活動を通じて
51 ホームページのリニューアル 52 大平森林公園での犬の譲渡会を終えて
53  犬と猫の譲渡会 54 子猫を拾ってしまった
55  今年のフェスティバルは盛り沢山 56 進化していくNDNフェスティバル
57  譲渡会を終えて思う事(犬班) 58 「わんにゃんカーニバルIN朱鷺メッセ」を視察して
59 子猫を拾って  60 カレンダー送付係を担当して
61 猫の譲渡会での出会い 62 高齢猫「ぽっつ」
63 新潟動物ネットワーク(NDN)のスタッフとして 64 犬好きおばさんの話
65 気になる季節になりました 66 ゴールデンルール
67 新潟市で猫の不妊手術の助成金制度 68 今年もNDNフェスティバル2009開催!!
69 犬たちの暑い夏 70 「猫にピアス」
71 えほんのよみきかせ 72 犬の譲渡にまつわる思い
73 新年の始まりの交流 74 ホメオパシー勉強会
75 トラちゃんとミケちゃん 76 黄色いエンヤコラ
77 にょろ松イリュージョン 78 切なる夢
79 NDNフェスティバル2010 80 NDNフェスティバル2010
81 小さな命 82 赤い首輪
83 見果てぬ猫の楽園 84 継続は力なり
85 ペットショップに行く前に
        …ぜひ犬猫譲渡会へ!
86 雪の日に保健所を訪ねて
87 全ての尊い命 88 大震災に思うこと
89 恒例!
  NDNフェスティバル 2011のお知らせ
90 猫算(ねこざん)恐るべし!!
91 インターネットと現実
~ボランティアに保護されている犬猫は福島県だけで1300匹以上いる~
92 『同伴避難』~
~家族だからずっと一緒~~児玉小枝著~~出版に寄せて
93 「たくさんの想い」 94 新潟県動物保護管理センターにおける保護動物の譲渡活動について
95 NDNの活動を振り返って 96 新潟県のみなさまのお蔭で。
97 子供達と考えるペットの命〜 学校訪問活動 98 今年も猫の季節が近づいてきました
99 NDNのボランティアとして参加してみて 100 6月24日開催
 ★NDNフェスティバル2012「震災を考える」(1)
 〜新潟県初
  「太田康介氏・のこされた動物たち写真展」開催〜
101 6月24日開催
★NDNフェスティバル2012「震災を考える」(2)
〜新潟県は「ペット同伴避難訓練発祥の地」です〜
102 NDNフェスティバル「震災を考える」を終えて
103 「新潟県動物愛護センター見学記」 104 「動物愛護フェスティバル」

新潟県動物ネットワークさんから、切実なメッセージを戴きました。
   もう一度ペットとはを考えてみませんか・・・・
新潟動物ネットワーク 090-2844-4881  メールndn2@ndn2001.com
  http://ndn2001.com
※里親になってくださる方はこちらから(H23.1 リンク変更)
  http://ndn2001.com/owner/index.htm
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