http://www.murakami21.com 村上広域情報誌2001
   新潟動物ネットワーク  No.74

ホメオパシー勉強会

2月6日(土)14:00より、ユニゾンプラザにて「ホメオパシー勉強会」を行いました。講師には、日本ホメオパシー新潟旭町センター、センター長の笠原宏美先生をお招き致しました。

当日、開場の準備をしていると、身長171cmの私とほぼ目線が同じ、長身で体育会系のすてきな女性が入場され、小林チーフから「笠原先生です」と紹介されました。事前に笠原先生のブログをチェックしていた私は、「なるほど」って思ったのです。ブログでは、お仕事の他にバスケットボールが御趣味で時間があれば仲間と熱中していらっしゃるとか・・・・。笠原先生は、動物看護の学校を御卒業後、獣看護士の経験もおありなのですが、海外放浪の旅の途中、イギリスはロンドンの薬局でふとしたことでレメディーの存在を知り、帰国後レメディーへの興味が忘れられずホメオパシーの学校に入学。2007年に卒業し、同年に現在の旭町センターを開業。

「ホメオパシー」?「レメディー」?日本ではあまり聞きなれない言葉ですよね。今回は、ホメオパシーの発見から歴史・語源・原理・法則・症状・実例に至るまで、全く初めてこの言葉を聞いた人にも分かる内容で丁寧にご講義下さいました。

ホメオパシーは、およそ200年前のインドで発生したとされており、レメディーの原物質は、植物・動物・鉱物の中から約3000種類以上あります。過去に国内で事件に使用された「トリカブト」もそのうちのひとつなんだって!おどろきです!

ホメオパシーは日本ではあまり認知されていませんが、ドイツの薬局では多数扱われており、イギリスでは、王室や病院でも取り入れられているそうです。ヨーロッパ各国のうち14カ国では保険もきくのだとか。笠原先生はご講義のはしはしに、「怪しいようですが・・」とか「宗教臭いですが・・」と気にされておられましたが、・・というのは「魂」「エネルギー」「聖書」など怪しい言葉が時折でてくるので・・・・私も実は前記のような言葉には敏感で、抵抗のある言葉ではあります。しかしながら、先生の講義を聞いていると自分の生活に取り入れている身に覚えのある習慣があり、興味が湧いてきたのです。その習慣とは、基本的には風邪をひいたときは薬に頼らず、普段ガードの固い財布の口を好きなだけ緩めて、あらゆる贅沢(私にとっては)な食べ物を食べまくることです。ステーキにトンカツ、カキ鍋、ウナギにお刺身、デザートはフルーツにプリンとゼリーとアイスクリーム!体力を奪われない程度に風呂に入り、焼酎のお湯割りを飲んで暖かくして寝る。ウィルスに侵されるということは体力が落ちているからであり、それなら体力つけなきゃって思い、名付けて「スタミナがあるものを食べまくる療法」を生まれてからずっと続けています。この習慣がホメオパシーと一致しているかどうかは分かりませんが、体がだるい、体温計を計ったら熱があるからと言って、やたらに薬や病院に頼るのではない部分には共感しました。ただ、病気の重さの程度や本質を知るためには、やはり早期にお医者様に診ていただくことも大切なことなのだと思います。

ホメオパシーの特徴は、病の症状を消せば病が治る・・ということではなく、症状が出るのには、原因があり、その原因をつきとめ症状を出し切りスッキリさせる。薬や注射は病の辛い症状を和らげてくれるかも知れませんが、原因を解消してくれる例は少なく、結果として、スッキリとしたキレイな精神・肉体に戻ったとは言えない状態のまま病が治ったと認識してしまう。現代医学・薬を否定するのではなく、全てをお医者様にお任せしないで、症状を抑え込まずに原因を把握し、何が一番適切なのかを自分で見極めることが大事なのだということ。あくまで、ホメオパシーを利用・追求するのは皆さん個人の考え方であり、こんな考え・実例もあるのだ・・ということを知って欲しいというサブ的なスタンスでホメオパシーを広めておられる姿勢を感じました。確かに病院では、手術や薬で治る病気や怪我もあるし、検査で病状を早期に発見し治療法を選択することもできる。かといって、はたして手術や薬が最善の結果を生むのか?その選択の幅を広げるのは自分自身や家族、あるいは飼い主さんしかいないのでは??

そして、ここが我がNDNが先生をお招きした理由でもあるのですが、ホメオパシーは人間にももちろんですが、動物にも同様の効果が期待でき、良い結果の実例も多数あるということです。先生は、動物(ペットの場合)の症状に対する原因は飼い主さんの側にあることが多く、飼い主さんが心身共に健康で、ペットへの愛情を忘れないことが大切だとおっしゃいました。さすがは獣看護士さんの経験もおありなだけあって、身にしみるお言葉でした。講義はおよそ1時間半、その後の質疑でも多数の質問があり、閉講してからも先生に直接質問をされる方々が何名かいらっしゃいました。あいにくの天気と路面状況の中で、12名もの方に御参加頂きました。その中で、会員登録+フードの寄付をくださった方、五泉市から来て下さった方もいらっしゃいました。

皆さま、当日は猛吹雪の中の御来場、本当に有難うございました。笠原先生、ビギナー向けの丁寧なご講義と資料を有難うございました。この度の講義では、ホメオパシーを少し知った程度ですが、少し知ったおかげでもっと知りたくなってしまいました。知らなければそのままだったことが、この勉強会で知識を得て、自分や家族、動物が病に陥った時の頼れる選択肢が一つ増えました。今後、また一歩踏み込んだホメオパシーを勉強したいと思います。
新潟動物ネットワーク/イベント班
浅見 清和
平成22年3月1日掲載
バックナンバー
1 里親探しています。 2 なぜ、のら猫になるの?(その1)
3 なぜ、のら猫になるの?(その2) 4 なぜ、のら猫になるの?(最終回)
5 「馬」のこと 6 犬班の譲渡活動について
7 学校啓発班の活動 8 多頭飼育班の活動について
9 フリマの活動について 10 動物虐待を考える
11 レクレーション活動について 12 中越地震における新潟動物ネットワークの対応
13 「お礼状発送係り」を担当して 14 2004年度会報作成を担当して
15 携帯当番を担当して 16 ボランティア活動とお金
17 “動物好き”に翻弄される動物たち 18 「生きる使命を与えられた動物たち」
    ~猫の一時保護を通して~
19 パネル展と講演会のお知らせ 20 一時保護で変わる犬の運命
21 動物たちを考えるパネル展 22 外国人の目から見た日本の動物たち
23 猫の飼主探しから、素敵な出合い 24 村上東中学校で「命の大切さについて」
25 「動物たちへ少しのお手伝い」 26 「冬の野良猫」
27 小さな命を救いたい 28 うさぎとラビットファー
29 捨て猫しゅんすけと新潟動物ネットワーク 30 リニューアルしました
31 今年は写真展とトークショー 32 優しい出会い
33 小さな命の移動販売 34 クーちゃんと暮らして
35 山に捨てられた猫 36 こどもたちに「命の大切さ」を伝える活動
37 ある犬の繁殖場 38 ある繁殖業者の廃業
39 愛犬からのメッセージ 40 聴導ねこ誕生!?
41 新潟動物ネットワークに参加して 42 気になっている事
43 中越沖地震 44 NDNフェスティバル「身近な動物問題に目を向けて」
45 NDNフェスティバル
 「身近な動物問題に目を向けて」を終えて
46 猫の譲渡会をします
 47  動物との係わり合いとアクシデント 48  NDN カレンダー
 49 雑感・携帯当番 50 犬の一時保護活動を通じて
51 ホームページのリニューアル 52 大平森林公園での犬の譲渡会を終えて
53  犬と猫の譲渡会 54 子猫を拾ってしまった
55  今年のフェスティバルは盛り沢山 56 進化していくNDNフェスティバル
57  譲渡会を終えて思う事(犬班) 58 「わんにゃんカーニバルIN朱鷺メッセ」を視察して
59 子猫を拾って  60 カレンダー送付係を担当して
61 猫の譲渡会での出会い 62 高齢猫「ぽっつ」
63 新潟動物ネットワーク(NDN)のスタッフとして 64 犬好きおばさんの話
65 気になる季節になりました 66 ゴールデンルール
67 新潟市で猫の不妊手術の助成金制度 68 今年もNDNフェスティバル2009開催!!
69 犬たちの暑い夏 70 「猫にピアス」
71 えほんのよみきかせ 72 犬の譲渡にまつわる思い
73 新年の始まりの交流 74 ホメオパシー勉強会

新潟動物ネットワーク 090-2844-4881  メールndn2@ndn2001.com
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新潟県動物ネットワークさんから、切実なメッセージを戴きました。
もう一度ペットとはを考えてみませんか・・・・

※里親になってくださる方はこちらから※
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