新潟動物ネットワーク No.124 |
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アニマルコミュニケーションノススメ |
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”アニマルコミュニケーション”という言葉をきいたことはありますか? 動物とのコミュニケーション=対話のことです。そんなことできるわけない! って思いますか? 特別な能力を持った人だけができることだと思いますか? テレビなどで動物と話をすることができる外国人女性を見て知っている方も多いかもしれませんね。 彼女のようにアニマルコミュニケーションをする人を”アニマルコミュニケーター”と呼びます。 アニマルコミュニケーションは特別な人だけができるのではありません。誰にでもできます。 私自身は全く記憶にありませんが、子供の頃は誰でも動物と話せていたという人もいます。 いずれにせよ、練習すれば誰でも動物と話ができるようになります。 動物と話すといっても、それは言葉のやりとりだけではありません。 映像や感覚、感情などのイメージの場合もあります。 長年一緒にいれば我が家のペットの気持ちくらいわかる! と思われる方もいるかもしれません。 でも、いつも正しく気持ちを理解できるわけではないし、お互いの気持ちが違っていることもあると思います。 私たち人間同士でも、言わなくてもわかってくれているはず、同じ気持ちだと思っていたのに、ということはありませんか? 有名なアニマルコミュニケーターの著書を読んで印象に残ったことがあります。 それは、人の考える動物の幸せと動物自身の考える幸せが違うことがあるということです。 人は人の目線でしか見られないし、動物には動物の価値観や感覚・感情があるのです。 当たり前なことですが、案外忘れがちなことだと思います。 また、人それぞれ個性があって違うように、動物も個体差があるでしょう。 飼い主がよかれと思ってしていることでも、実はペットにとっては迷惑だったり、いやなことだったり。 問題行動の解決や、よりよい信頼関係を築く手段としてアニマルコミュニケーションを利用することもできると思います。 動物と会話することは、動物を飼っている方なら決して特別なことではないかもしれません。 私たちが常にペットに話しかけているように、彼らもまた私たちに話しかけてくれています。 ただ、私たちの言葉を彼らが理解してくれているほどには、彼らの言葉を私たちは理解できていない気がします。 本当に伝えたいことは、しっかりと動物の目を見て真剣に心から話しかけると彼らには伝わります。 イメージできることは、頭にそのイメージを思い浮かべるともっと伝わりやすいです。 そして、ぜひ動物の声にも真剣に耳を傾けてみてください。 家族の一員であるあなたのペットや動物のことをもっとよく理解して、よりよい関係を築けたら素敵なことですよね。 私たちはこの地球に共生する仲間です。動物にも人間と同じように幸せに生きる権利があるのですから。 |
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新潟動物ネットワーク/猫班 加藤 恵美子 平成26年5月1日掲載 |
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