http://www.murakami21.com 村上広域情報誌2001

   新潟動物ネットワーク  No.34

クーちゃんと暮らして

8年前、生後8ヶ月でペットショップでは大きくなりすぎていたクーちゃんに出会いました。身体のサイズぎりぎりの大きさのケージの中に窮屈そうに入っていました。最初からミニチュアシュナウザーを飼おうと思っていた私は、すぐこの子に決めて連れて帰りました。ところが、キャリーバックを開けた時のにおいの臭いこと!それで名前が「クシャ」になったんです。今から考えるとかわいそうですよね。

いつも「クーちゃん、クーちゃん」と呼んでいます。クーちゃん8歳。犬の寿命から考えると折り返し地点を過ぎてしまい、「もう8歳」と思うと、とても寂しい気持ちになります。出来れば永遠に側にいてほしい。でもその子にとって一番いいのは、飼い主の腕の中で寿命を全うする事。それはその子にとって幸せなことなのだと自分にも言い聞かせています。

帰宅して玄関を開けると、いつも走ってきて大はしゃぎで短いシッポを振りながら出迎えてくれるこの子に、幸せをもらっています。運動音痴で、すぐ吠える。食意地がとても張っていていつも食べ物を狙っているし、決しておりこうさんではないけど、私にたくさんの幸せを与えてくれます。

今はペットブームで動物を飼っている家庭が多いですね。どうかその子達が寿命を全うするまで一緒にいて下さい。また、幸せなペットたちがいる一方で、保健所でひとりぼっちで苦しんで死んでいく子達もいます。もし、あなたが新しくペットを迎える事を考えているなら、保健所にいる子達の里親さんになるという選択もある事を知って下さい。

いつか世の中が幸せな動物ばかりになって、NDNのような活動がなくなる事を祈っています。

新潟動物ネットワーク
貝瀬 香織
平成18年11月1日掲載


バックナンバー
1 里親探しています。 2 なぜ、のら猫になるの?(その1)
3 なぜ、のら猫になるの?(その2) 4 なぜ、のら猫になるの?(最終回)
5 「馬」のこと 6 犬班の譲渡活動について
7 学校啓発班の活動 8 多頭飼育班の活動について
9 フリマの活動について 10 動物虐待を考える
11 レクレーション活動について 12 中越地震における新潟動物ネットワークの対応
13 「お礼状発送係り」を担当して 14 2004年度会報作成を担当して
15 携帯当番を担当して 16 ボランティア活動とお金
17 “動物好き”に翻弄される動物たち 18 「生きる使命を与えられた動物たち」
    〜猫の一時保護を通して〜
19 パネル展と講演会のお知らせ 20 一時保護で変わる犬の運命
21 動物たちを考えるパネル展 22 外国人の目から見た日本の動物たち
23 猫の飼主探しから、素敵な出合い 24 村上東中学校で「命の大切さについて」
25 「動物たちへ少しのお手伝い」 26 「冬の野良猫」
27 小さな命を救いたい 28 うさぎとラビットファー
29 捨て猫しゅんすけと新潟動物ネットワーク 30 リニューアルしました
31 今年は写真展とトークショー 32 優しい出会い
33 小さな命の移動販売 33 クーちゃんと暮らして


新潟動物ネットワーク 090-2844-4881  メールndn-land2@picot.ne.jp
http://ndn-land2.picot.ne.jp/NDN_HP.html

新潟県動物ネットワークさんから、切実なメッセージを戴きました。
もう一度ペットとはを考えてみませんか・・・・

※里親になってくださる方はこちらから※
http://www17.plala.or.jp/ndn/


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