http://www.murakami21.com 村上広域情報誌2001

   新潟動物ネットワーク  No.3 

なぜ、のら猫になるの?(その2)

 ある調査によれば、飼われている猫の90%が雑種猫であり、そのほとんどが「拾った」「自宅に迷い込んで住み着いた」「もらった」ことをきっかけに飼育されています。このことは、いかにのら猫・のら猫から産まれた子猫が多いかを表しているといえます。

人に飼われていたはずの猫が、どうしてのら猫になるのでしょうか。

1. 安易な飼育のために

 小さな子猫が口を開けて「にゃ〜ん」と鳴く、抱っこすれば暖かくて柔らかくてとてもかわいい。お散歩の必要がなく、飼育が比較的簡単なことから、気軽に飼い始める人は多いかもしれません。けれども、子猫はすぐに大きくなります。初めは借りてきた猫のように大人しくとも、次第にいたずらな本性を現して、家中を走り回ったり壁で爪を研いだり鳴いたり、また病気になったりもします。そんな猫の寿命は約15年(ちなみにのら猫は3〜5年)。その間に、人間の方は家族構成・経済的状況が変わって引っ越しをするかもしれません。気軽に飼い始めたけれども、最後まで面倒を見ることができず、もらい手も見つからずに困った挙句「ごめんね、生き延びて」と捨てる飼い主が後を経ちません。または、都合よく安楽死と解釈して保健所に持ち込むのです。

2.猫の習性から

好奇心旺盛な猫は、虫やねずみを追って思わぬ遠い場所まで行ってしまったり、発情期に飛び出したまま帰り道がわからなくなって迷子になってしまったりすることがあります。お家に帰れなくなった飼い猫がのら猫になるケースは、案外多いものです。陽だまりに寝そべる猫という、一見、平和な景色には、このような危険な落とし穴が潜んでいるのです。

3.猫の繁殖力と無責任な飼い主のために

猫は生後約6ヶ月で最初の発情を迎え、出産の体制が整います。1回の出産で生まれる子猫の数は平均して6匹。そのうちの半分がメスだとすると、1匹の猫から生まれる数は年3回の発情・出産で1年後には79匹になる計算です。手術をしていないオス猫を外に出していれば、飼い主の知らないうちに外のメス猫に何十という子猫を産ませているわけです。

「自然に反する」「手術費用がかかる」「子猫が生まれたら誰かにあげればいい」など様々な理由で飼い猫に繁殖制限(不妊去勢)手術を施さない飼い主がいます。しかし、そもそもペットとして飼育するという環境において自然論を云々することには矛盾があるでしょう。生き物ですから、食事にも、病気になれば治療にもお金がかかるのは人間と同じ覚悟が必要です。1度に生まれる6匹の子猫の全てにもらい手を見つけるのはそう簡単なことではありません。安易に増やしてしまった人間の責任の代償を、猫たちの命で支払っているのが現状なのです。

 これ以上不幸なのら猫を増やさないために、私たちには何ができるでしょうか。

 次回は、その取り組みについて一緒に考えてみたいと思います。

新潟動物ネットワーク/猫班
小林満喜子
平成16年3月1日掲載



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新潟県動物ネットワークさんから、切実なメッセージを戴きました。
もう一度ペットとはを考えてみませんか・・・・

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