新潟動物ネットワーク No.119 |
||
|
||
猫の言葉 |
||
猫は家につく、犬は人につく。 犬も猫も小さな子供の頃に飼い始めたほうがよく懐く。 私が店長猫:スノーと暮らし始める前まで常識だと思っていた 犬と猫に関する非常識です。 我が家の猫スノーは新潟カレッジキャットという新潟大学の有志で運営されている 大学に捨てられたり集まった野良猫を保護するサークルから譲っていただいた猫です。 ※現在ではその活動は大学公認サークルとなり、保護からTNR活動へと変わっています。 最初は別の猫目当てで譲渡会に行きました。 ところが目当ての猫を目にする前に、息子の側に寄り添う大きな白猫。 当時息子はまだ保育園へ通っていて、一般的には動物からはあまり好かれない年頃でしたが この白猫は離れる気配がありませんでした。 1時間程サークル長さんから猫を迎えるための準備や生活について話をしている間も、 息子の少し乱暴に振るオモチャに目を釘付けにさせて寄り添う大きな白猫。 サークル長さんから目当ての猫の話を振られても、もう心はこの大きな白猫で決定しておりました。 若いオスの白猫で息子の良い友達になってくれると1ヶ月の仮譲渡をお願いしました。 名前は保護時からつけられていたスノー。見たままの真っ白な猫です。 我が家にやってきた日、到着後すぐに息子と遊び始め まるで生まれた時からここに居たよ!と言わんばかりの態度で悠然と寛いでいた姿には驚きました。 その後何度もドライブと称してあちこちに一緒に行きました。 奥只見湖の遊覧船にも乗りました。 彼は人間が大好きなようで、誰にでもオデコを当てに行きます。 これが結構な勢いで押されるので、毎回膝カックン状態になります。 訪問者にはヤマトの運転手さんでも郵便配達員さんでも近所のおばちゃんでも 誰にでも挨拶してまわるので、いつしか楽天ショップの店長猫になりました。 最近、簡単な漢字も読めるようになった息子は書店で猫の言葉辞典を見たらしく、 スノーが鳴く度に私に通訳をしてくれます。 その殆どが「ご飯だよ」ですが、息子の隣で目をキラキラさせながら そうだそうだと目で語るスノーの様子を見るとあながち外れではないらしいです。 そしてスノーに癒される日々を過ごすうちに、 他の出会いを待っている犬や猫達の手伝いができないかと 新潟動物ネットワークに参加しました。 毎月末に新しい出会いを待つ尻尾の仲間達のチラシを 掲示して頂いている協力者様へ送っています。 そのチラシを折りながら、「もしこの子がうちに来たらさ、・・・」 そんな息子と猫の会話を聞いています。 猫は思ってた以上に聞き上手ですよ。 猫も犬も人によく懐くし、 大きくなってからのほうが実は上手くいく というのが今の私の常識です。 |
||
新潟動物ネットワーク/チラシ発送担当 |
||
|
||
|