新潟動物ネットワーク No.110 |
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シンポジウム「被災動物とペット防災を考える」のご報告 |
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「被災動物とペット防災を考える」シンポジウムが、2月10日(日)、無事終了いたしました。 60人定員のところ、たくさんの反響をいただき、100人近い方々がご参加くださいました。今後、早急なペット防災の啓もうとマニュアル作りの必要性を改めて感じさせられました。やはり3.11の震災を機に、皆さんの意識が変わったことが背景にあるのでしょう。また来場者には、日大付属の放送部の女子高生らや大学生のグループなど、意識の高い若い世代の姿も多くみられ、頼もしく思った次第です。 講演内容は、個人ボランティアの大網直子さんと中島徹さんによる警戒区域でのレスキューの現場のお話と、2011年4月初めの貴重なスライドや動画、新潟動物ネットワーク岡田代表による福島からペットと避難したケースと避難所でのペットとの避難生活の実際、新潟県職員・川上直也さんによる山古志村の災害時動物救助のケーススタディ、日本動物愛護協会理事・会田保彦さんによる動物救援本部の活動と災害時の協力体制の必要性など。いずれも大変勉強になる内容で、途中、笑いあり涙ありの、心の奥深くに落し込めるお話でした。 また、各ブースではペット防災グッズの見本やチャリティーグッズ販売、救助活動の記録写真展などを展開。時間配分の関係でゆっくりご覧いただけなかったことが唯一の心残りです。 多くのメディアにも取材していただきました。ご来場または取材いただいたのは、毎日新聞様、赤旗新聞様、BSN新潟放送様、新潟日報様、J-WAVE様、雑誌「ねこもん」様、同「いぬのきもち」様、同「ねこのきもち様、東京FM様、フリージャーナリスト・瀬川牧子様、APF通信様、notrac productions様、フリージャーナリスト・桐島瞬様他。すべてが実際に記事なるわけではないでしょうが、関心を持っていただけたことはとても心強い後押しとなりました。 後援には、公益財団法人・日本動物愛護協会、公益社団法人・東京都獣医師会、新潟県、公益社団法人・新潟県獣医師会、社団法人・新潟県動物愛護協会、社団法人・横浜市獣医師会(順不同)が、また東京都にもペット防災マニュアルのご提供などでご協力いただきました。 今後もペット防災の意識が全国へ広がり、また、スキームの品質も向上すること、同時に被災した動物たちが忘れられないようにと強く願う次第です。 講演の動画はブログよりyoutubeでご覧になれます。 【公式サイト】 「被災動物とペット防災を考える」 http://hisaibousai.blog.fc2.com/ 【講演動画】 新潟県新発田食肉衛生検査センター所長 川上直也さん http://hisaibousai.blog.fc2.com/blog-entry-17.html *動画制作=中島徹さん |
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NDNイベント班 三浦真美 |
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平成25年3月1日掲載 | ||
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