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新潟動物ネットワーク No.135
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不幸な命を増やさないために。
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雪も融け、木々の芽も膨らみ出し、「春だな〜」と感じる季節になりました。ウキウキするのと同時に私達猫班スタッフには気持ちが重くなる季節の始まりでもあります。これからの季節、猫の相談が多くなります。特に多いのが「捨て猫を拾った」「野良猫が住みついて赤ちゃんが生まれた」などの相談です。
私も今までたくさんの捨て猫を保護して来ました。公園の草むらでうずくまっていた子、桜の木の根元で小雨の降る中鳴いていた子、段ボールに入れられ捨てられていた子、本当にさまざまです。捨てる人はどう思って捨てるのでしょうか。「望まない子だったから」「誰かが拾ってくれる」「野生で生きられる」と思ってなのでしょうか。捨てられた子達がその後どんなに苛酷な道を辿る事になるか・・・。
以前、私の家の前でうずくまり動けなくなっていた子猫を保護した事がありました。すぐに動物病院に連れて行き診察をして頂きましたが、診察している先生が驚きの声をあげました。この子の肛門から見える便が、全て小さな虫の硬い羽根や口ばし、足だったのです。この子は捨てられた後、空腹なのに食べる物が無く虫を食べていたのです。その後2日間くらいはビンセットを使い排便の手伝いをしてあげ徐々に回復し元気を取り戻しました。
保護した中で一番ショックだったのが、段ボールに入れられ川に流されていた子でした。生まれたての子を川に流すのは私の住む地域では昔からの習慣のようで、私はこれまでに犬も猫も保護しています。このように保護・治療され、幸せになれる猫はほんの僅かなのです。
ですが、実はこのような遺棄行為は「犯罪」なのです!
愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。
愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者
→2年以下の懲役または200万円以下の罰金
愛護動物に対し、みだりにえさや水を与えずに衰弱させるなど虐待を行った者
→100万円以下の罰金
愛護動物を遺棄した者
→100万円以下の罰金
※愛護動物とは
1 牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる
2 その他、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの
このような可哀相な子を出さないためにも、そして、例え知らなかったとは言え今後このような犯罪を重ねないためにも、是非、避妊・去勢手術をしてあげて下さい。飼い猫だけではなく、ご飯をあげている野良猫も同様にです。可哀相な野良猫を見かけご飯をあげる事は悪い事ではありませんが、ご飯をあげるだけでは不幸な子が減る事には繋がりません。「手術が可哀相」「自分の猫じゃない」と言われる方が多いのですが、でも、良く考えて欲しいのです。半年後、1年後にはどんな状況になってしまうのかを。手に負えない状況になる前に、是非、行動に移して欲しいのです。
NDNでは、そのような方のために「助成金制度」を設けてあります。里親探しのために里子登録をされている子と、野良猫で手術後にリリース(元の場所に放す)をする子については「助成金」をお出ししています。利用するにあたり少々条件がありますのでお問い合わせ頂いた上で活用して頂きたいと思います。
(助成金額)オスの場合5,000円、メスの場合は10,000円
今、全国各地で「殺処分ゼロ」を目標に掲げた活動を耳にします。もちろん新潟県も取り組んでいます。ですがこれは行政や愛護団体だけが取り組むものではありません。県民の皆さんにも行動に移して頂かなければ成し遂げられない目標なのです。今からでもまだ間に合います。これ以上不幸な子を増やさないためにも勇気を出して一歩踏み出し、是非、避妊・去勢手術を行って下さい。
私達スタッフからのお願いです。
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猫算チラシ
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虫を食べていた猫
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川に流されていた子犬 |
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川に流されていた子猫
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新潟動物ネットワーク/猫班
佐藤ひとみ
平成27年4月1日掲載 |
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