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新潟動物ネットワーク No.134
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15年振りのNDN復帰
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私が初めてNDNの活動に参加したのは、たしか20代半ば。今から15年程前です。
子どもの頃から家に犬も猫もいたので動物は好きでした。しかし所詮子どもですから大した世話もせず親任せで、亡くなってから罪悪感が残り忘れられませんでした。それがNDNの活動に参加するようになったきっかけです。
NDNの活動をはじめて1〜2年経った頃、仕事で他県に行くことになり一旦休止。数年後に新潟に帰ってきたものの自分の生活で精一杯で、なかなかNDNに戻るキッカケがつかめなかった、というより戻る勇気がありませんでした。
ひとつの命を救うのは大変なエネルギーを要することです。自分だけならまだしも、若かった当時は家族や親戚、知り合いを巻きこみ相当迷惑をかけていたはずです。家族に相談もなしに一時保護をして、その犬が新しい飼い主さんに貰われる前日に逃げ出し皆で探しまわったり、親戚に強引に一時保護をお願いしたり・・・。(逃げ出した犬は結局2日後に自分で帰ってきて無事新しい飼い主さんに貰われましたが、その一週間後に出産してしまうという事件つきでした。)
また管理センターに一時保護の仔を迎えに行った時の、全員を連れて帰ってあげられない辛さ、申し訳なさ・・・。嬉しいことと悲しいことの繰り返しです。自分が何不自由なく暮らしているその時に、苦しみながら処分されたり、劣悪な環境の中で耐えている動物たちがいると思うと胸が締めつけられて眠れなくなることもありました。
今、新潟に帰ってきてアロマサロンを開業し四苦八苦している自分が動物を救うなんて到底無理だと見て見ぬふりをしてきました。
そんな時、所属していた地元の白根青年会議所で私の企画でなにかイベントを、という話が出て真っ先に思いついたのが、ずっと心に引っかかっていたNDNでした。
小学生と保護者対象にパネル展示とお話しをしていただくことになり、本当に久しぶりに岡田さんをはじめとするメンバーの方々にお会いしました。地道な活動のおかげで会員さんや寄付金も増えたとのこと。色んな班に分かれて仕事も分担していると聞き、こんな私でもまた何かできそうな気がしてきました。
その講演会では施設の都合で動物とのふれあいはできず、反省点は多々あったものの私のNDN復帰には大きな一歩です。
家には拾い猫が2匹いてこれ以上は飼うことは難しいので、今年から学校啓発班の一員として出来ることから少しずつ頑張りたいと思っています。
1匹でも幸せなワンコ・ニャンコが増えますように。
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NDNのホームページに、私が活動している写真がちゃんと残っていてビックリしました。
2001年動物愛護センター設置の署名活動をしています。若い(笑)
去年、白根青年会議所主催で行った講演会に同行してくれたティアラちゃんと。
うちの娘たち
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新潟動物ネットワーク/学校啓発班
熊倉 知恵
平成27年3月1日掲載
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