http://www.murakami21.com 村上広域情報誌2001
  
 新潟動物ネットワーク  
No.131

東北地方太平洋沖地震 被災地応援ボード 
〜ペットを飼っている被災者のみなさまへ〜
http://ndn2001.com/ndn/animal-support/index.html


「特別な一ぴき」
新潟動物ネットワーク代表
岡田朋子

今年の2月、東京の出版社から子ども向けの本を出しませんか? という一通のメールが届きました。
びっくりして詳細を聞くと、NDNのホームページに載っているエッセイを読んだ、
これを子どもたちに伝えたい、というお話でした。

何年か前に新潟日報(朝刊)の生活欄にエッセイを連載したことがあり、
今でもNDNのホームページで読むことができます。
ここに書かれているいくつかを、子どもたちに命の大切さを伝える児童書にしたい、ということでした。

わたしが尊敬する地球生物会議ALIVE代表の故野上ふさ子さんが深く関わった
「しあわせな動物園」という書籍の出版にあたってデータを集める際に
エッセイが目にとまったと聞きびっくりしました。不思議なご縁です。

"こどもたちに命の大切さを伝えたい"というのは会の活動の大切な柱です。
誰もが持っているやさしい気持ち、ありがとうの気持ち、小さな命を大切にする気持ちを、
多くの人に感じて欲しいと思い、引き受けることにしました。

とは言え、本の執筆などしたこともなく、ましてや児童書など最初はイメージもわきません。
仕事をしながら、ボランティアでNDNの活動をしながら、
書いては消し、1文字も浮かばないこともあり…5ヶ月もの時間がかかってしまいましたが
10月20日に無事に発刊できました。

学校訪問活動を軸にしていますが、殺処分のことも包み隠さず書きました。
活動をはじめたきっかけや、会の活動を通して救われた犬や猫たちの話、
最後は、希望のある未来に向けたメッセージを書いてみました。
児童書ですが、大人にも読んで欲しい内容です。

個人的には、今はもういない私の愛犬、ビッキー、ロロ、太郎を書いたことで、
これからもずっと彼らが本の中で生きてくれるような気持ちです。
表紙は16歳手前で亡くなったロロです。

すべての動物たちが「特別な一匹」でありますよう、
広く、多くの方に手にしていただけるとうれしいです。


いのちの授業 「特別な一ぴき」 どうして、犬って捨てられちゃうと思う?


 岡田朋子   国土社
 10月20日発行
 本体価格1300円+税
平成26年12月1日掲載
 
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