新潟動物ネットワーク  
No.212



アニマルウェルフェア教室

~動物と人のしあわせな関係~



8月7日(土) 柏崎ファミリードッグ、ファミリーキャット様主催の
柏崎こども大学ドリームコースにて、
NDN初! 親子対象「アニマルウェルフェア教室」を開催、
アニマルウェルフェアに初めて出会う子どもたちの為に、
クイズ、映像、参加者との対話などを取り入れた入門編プログラムを行い、
親子(小学生)6組が参加して下さいました。


 


講演会プログラムは以下の2つ

「ペットのいのち」      大杉りさ

「動物と人のしあわせな関係」 岡田朋子


前半は、絵本「捨て犬たちの小さな物語」の読み聞かせからスタート。
物語を振り返りながら、子どもたちの言葉に耳を傾けました。
物語の中では、吠えてうるさい事を理由に犬が捨てられます、

他に捨てられる動物にはどんな理由があるのか考えてみました

「大きくなった!」「臭くなって嫌になった」「可愛くなくなった!」
子どもらしい素直な意見です。


 


ペットは飼い主にお世話をして貰わなければ生きられない…。
では、どんな事をしたら喜んで貰えるのかな?

「最後まで飼う/小3」「今!お留守番して待っててくれてる分、
帰ったらたくさん遊んであげる!/小3」
「子どもと一緒で、優しく撫でたり抱っこしてあげたい/保護者」
「ご飯をちゃんとあげる/小2」

飼い主にならなくても動物たちに手を差し伸べてあげることができます。
参加者の皆さんが、これからも沢山想像し、
動物たちの心の色を豊かにしてくれる事を期待します。


 


後半の「動物と人とのしあわせな関係」では、
受付でランダムに配布された「犬、たぬき、くま…」
様々な動物たちのぬいぐるみを手にした参加者が、
その動物と人間とのつながり、関わりを考えてみました。


 


猫はペットでもあるが、野良猫もいる。
セラピー、盲導犬…働く犬もいる、家畜は私たちの体をつくり、
野生動物は自然や環境が機能しているかの目印にもなる。
私たちの周りに存在する動物たち全てと人間が繋がっている事がよくわかります。

動物愛護は、可愛い!可愛そう…という人目線の感情ですが、
アニマルウェルフェアは人間の感情とは関係のない、
その動物の命が幸せなのかを客観的に時には科学的に考える事です。

講演中に、平飼いの鶏が砂を掘ったり、
豚が泥遊びをする映像を流した所、子供たちは興味津々!
動物たちの生き生きした姿がアニマルウェルフェアの
5つの自由をストレートに伝えてくれたのですね。


「日々の暮らしの中で私たちが動物の為にできることは?」
という質問には「メダカを死なせてしまった事を親子で学びにしたい」
「関心を持ち続ける事が大切」「人間の都合で考えない」
「良い環境で育てられた食材を選びたい」沢山の意見が!

暮らしの中で、自分以外の命にも興味を持つ事。
少しの思いやりの気持ちが明日のアニマルウェルフェアに繋がります。


 


第2部は主催者様による、犬とのふれあい体験会と
保護猫ミニミニ譲渡会でした。
それぞれ楽しみながら、正しい知識と理解の啓発の場となり
素晴らしい機会となりました。


 


AW(アニマルウェルフェア)班、学校啓発班では、
皆さんの学校やイベントに講師として伺います!
ぜひお気軽にお問い合わせください。



新潟動物ネットワーク/AW班・学校啓発班
大杉 りさ
令和3年9月1日 
 


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