新潟動物ネットワーク  
No.208



  NDNアニマルウェルフェア班、始動です!



2021年1月、NDNにアニマルウェルフェア(AW)班が設立されました!
班として、やりたいことや訪れたい場所もたくさんあり、
制約がある中でメンバーそれぞれが勉強・邁進の日々です。
たくさん学んで楽しく正しくお伝えできるように頑張りますので
改めて、どうぞよろしくお願い致します。

とはいえ、NDNのスタッフや会を支えてくださっている方たちにはすでに十分にその心が根ざしているので、スタッフになって一年ほどの私にとってみれば、皆さんはアニマルウェルフェアの大先輩といえると思います。
ただ、「アニマルウェルフェアって?」いざ説明しようとすると…なんだか難しいような、とーっても説明が長くなってしまいそうだな、と思う方も多いかもしれません。
私はずっとそうでした。
でも学ぶ機会があるたびに感じるようになってきたのは、難しく考える必要はまったくない、ということです。
ただ皆さんが持っている自然な感情や気持ちで、一匹一羽一頭を見つめたときに
生き生きとした幸せそうな動物を見た時は、つられて笑顔になるし
逆に、閉じ込められて感情や自由を失った動物を見たら、悲しい気持ちになるはずです。
私たち人間の手によって、そのどちらかになってしまうのだとしたら?
たったひとつの行動で良い方に変えてあげられるとしたら?

私たち人間は他の命に支えてもらわなければ生きていけません。
今は、そんな当たり前のことも考えなくて済むような社会や経済の仕組みになってしまっていることに憤りを感じますが、どんな些細な物事にも動物達を利用して恩恵を受けてきた事実から、目を背けてはいけないと思っています。

動物達を取り巻く環境を実際的に変えるためには、沢山の知識や技術が必要ですが、大前提には「よくしてあげたい」という思いやり、配慮がなければ始まりません。
アニマルウェルフェアの向上に取り組むことは、防疫の面や管理・生産性の改善などにも役立つと言われていますが、何より得難い利点は、生き生きと幸せに過ごす動物達を見たり触れたりすることで、私たち自身が満たされることではないかと感じています。

同じ命を持つ生き物として、動物を管理するのならその責任をきちんと理解することで配慮が生まれ、
その結果として動物自身のみならず同時に、動物と関わる人たちの幸せもかなうと信じます。
私たちも学びの途上ですが、多くの人に興味を持ち知っていただけるように、
アニマルウェルフェアが当たり前だと言える、より良い社会を目指して、活動していきたいと思います。
ぜひ一緒に学びましょう。

新潟動物ネットワーク/AW(アニマルウェルフェア)班
佐藤由希子
令和3年5月1日掲載
 
 


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