新潟動物ネットワーク  
No.215


NDN入会の理由と、多頭飼育崩壊の感想


 僕はヨークシャーテリアという犬を飼っていました。家族で世話や散歩をするというこれが普通と思えることをしてきました。そんな中、テレビで多頭飼育崩壊というものを知り、そんなことをしている飼い主がいるのかと驚愕しました。

 多頭飼育崩壊などの人間の都合によって苦しんでいる動物を助けることができればと、NDNの活動を始めました。活動の中で実際に赴いた多頭飼育崩壊の現場では、一軒家内で糞尿が放置されたままで飼い主とペットの猫数十匹が暮らしていました。臭いや衛生面では決して良いとは言えない環境です。

 人間は『基本的人権の尊重』という、ざっくり言って『自由』を与えてもらっています。しかし、動物は飼い主によって環境が変わってしまうということを実感しました。

 そういった状況を生む原因の一つに、飼い主が去勢手術をしておらずペットが増えてしまうことです。さらに、ペットが増えることで食費も増えて金銭的に厳しくなり、糞尿も増えてお世話が行き届かないという負の連鎖です。

 「去勢手術するのが可哀そう」という声があったそうですが、多頭飼育崩壊の現場を見ればどちらが可哀そうなのでしょうか。

 このような事例があるので、飼うのをためらうかもしれません。でも僕は犬を飼って良かったと思っています。動物を飼うことで、感情豊かになります。犬に愛情をもって飼うことができました。

 犬を飼うきっかけとして、お子さんが「犬飼いたい!」とおねだりします。するとお母さんは「ちゃんと面倒を見られる?散歩は毎日いける?」と言うでしょう。でも、まずはご両親がお手本として見せてあげたらよろしいかと思います。子供は親のすることを真似して覚えます。

 犬を飼うことでお子さんに内面で変化があると思います。ペットを飼ううえでお金やお世話と大変でしょうが、多頭飼育崩壊にならないよう気を付けてもらい、責任感があればペットを飼うことにお勧めします。多頭飼育崩壊から保護した動物たちを譲渡会で紹介していますので、可能ならばNDNのホームページを覗いてください。

    


新潟動物ネットワーク/猫班・譲渡会チーム
小黒 誠
令和3年12月1日



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