新潟動物ネットワーク No.214 |
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犬猫アレルギーでも一緒にいたい!! |
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犬は好きだけど…猫は好きだけど…アレルギーがあるから飼えない。最近よく耳にします。 我が家は大人2人、子供2人、飼い猫2匹、保護猫その時々。 その中でアレルギー持ちは私自身と長男12歳です。幼い頃より動物が家にいた私は、動物がいない生活など考えられず、いて当たり前の環境の中育ちました。 |
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長男が生まれた時は犬1匹、猫1匹いました。 ところが、長男は幼い時より身体が弱く喘息持ち、喘息の薬はずっと欠かせません。保育園通園時にはすぐに風邪をもらってきて1週間休んでやっと保育園に行ったとホッとしていると、またすぐに風邪をもらってきます。 そんな調子ですから保育園も休みがちでした。 強くなってきたな?、風邪を引きづらくなって来たな、というのは小学3年生になった頃でしょうか。 身体が大きくなるにつれ、小児喘息は治っていきましたが、花粉症と犬猫にアレルギーがあり、目はアレルギーで充血し、鼻水クシャミが出ます。 花粉症は春秋ですが、家には猫がいますのでアレルギー症状は年中という事になります。 アレルギー薬は喘息時よりずっと飲んでいて現在も朝夕に飲んでいます。充血と痒みの為、点眼もしていますが、日常生活に支障はない程度に収まっています。 |
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アレルギー検査結果 |
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私自身は、アトピーとアレルギー持ちで、合成的な強い匂いも反応。ずっと動物を飼っていたのに、犬猫にアレルギーあり。何もしないと涙目、日常生活に支障が出るほどクシャミ、鼻水が止まらなくなります。現在は朝夕の漢方と就寝前の薬で症状を抑えています。最近のお医者さんは優しく、アレルギーだから今いるペットを手放せというお医者さんに会ったことがありません。受診時に、猫がいます。と言うと、なら仕方ないね?!
という感じです。どのお医者さんにも必ず言われるのは、寝る時だけは一緒に寝ない事!だそうです。 なので長男の寝る部屋には猫を入れないようにして、猫と一緒に寝ない事にしています。長男が猫を触ったら手洗いをする事も気をつけています。私は…本当は良くないと知りつつも、猫と一緒に寝ています。 何より動物達がそこにいてくれるだけで、気持ちがホッと温かくなり、疲れたり暗くなった気持ちも、彼らの存在に癒され救われてきました。 なので多少のアレルギーがあろうとも彼らと一緒にいないという事は考えられませんでした。 |
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私は一般の主婦ですので、医療の事は分かりません。もちろん、酷いアレルギーで動物が飼えない方もいるでしょう。ただ、飼いたいけどアレルギーがあるからと悩んでいる方。飼えない!
という一択ではなく、もしかしたら上手く共存できる道があるかも! どうしたら一緒に住めるかを探って頂きたいと思っています。 もし上手く共存できたら、もっともっと素敵な世界が広がるのではないでしょうか。 昔から自分に子供が産まれたら、絶対に動物好きな子に育てよう! と漠然と考え、もし子供が捨て猫を拾って来たら、拾って来た事を怒る親ではなくて、一緒に新しい里親さんを探す親になりたいと考えていました。 息子達が生まれる前よりいた、愛猫のミーちゃんがこの春に腎不全の末期により虹の橋を渡りました。 ミーちゃんは目も段々と見えなくなり盲目となりました。亡くなる前の数ヶ月間、家族で協力し合い一生懸命介護しました。最期の2週間は寝たきりで命の灯火が段々と小さくなり、消え入りそうなのが分かりました。火葬の時も家族みんなで泣きました。 人の心を育むって長い時間がかかるんですね。我が子は10歳12歳ですが、彼らはここ数年でやっと、小さな命を大切にするという気持ちが芽生え大きくなってきたように思います。一時保護の子猫達や、病気の猫を間近で見る事により何を感じてくれるでしょうか。。。 |
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長い休止期間を得て、NDNのスタッフにこの春より復帰しました。ずっとまたNDNの方達と動物に関わる活動をしたいと思っていましたが、なかなか自身の事で手一杯でボランティアを出来る環境にならず10年ほどの月日が流れました。 私が今、この活動ができるのは決して当たり前の事では無く、周りの理解と協力のお陰であるという事を忘れないように、今後も動物達と関わって行きたいと願っています。 |
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新潟動物ネットワーク/猫班 佐野 香織 令和3年11月1日 |
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