新潟動物ネットワーク  
No.202



        
動物とNDNと私の思い出



 
小さいころからとにかく動物が大好きな子どもでした。たいていの小動物は我が家でにぎやかに暮らしていて友達よりも動物と過ごすことの多かった幼少時代でした。
近所の犬はみんな自称おともだちで、何度押し倒されようが顔をなめられようが、こりずに毎日巡回して遊んでくるのが日課でした。
かわいがっていたニワトリを祖母が私に内緒で唐揚げにしてしまった話は40年近く経った今も毎年お正月に供養話として語られます。
そして何より、犬や猫と暮らした日々は私の礎であり、宝物のような日常でした。

短大の時に卒業研究でセラピー犬の勉強をし、幼児教育やリハビリに動物の癒しの効果を調べていた時ALIVE(動物愛護NPO地球生物会議ALIVE)の存在を知りました。
動物を虐待する人がいること、殺処分される命があることはなんとなくは知っていましたが、動物の可愛さや楽しさにしか目が行っていなかった私には、この現実のむごたらしさに頭を殴られたような衝撃を受け涙が止まりませんでした。
その後、発足した新潟動物ネットワークの勉強会に参加させていただいたり、少しでも動物の命を救うために奔走されているNDNの皆さんと大切な動物たちの命のお役に立てればと会員を続けて今日に至ります。

ところが、肝心の大好きな動物ともう10年近く暮らせていません。結婚して居住事情が変わったから仕方ないのですが…何度か怪我した野良猫を保護したこともあり、正直、娘たちにも動物を飼いたいと毎回ねだられ保護した猫を里親に出す時には号泣されるので私も辛いところではあります。

そんな時には自戒もこめて本を読んであげることにしています。


渡辺眞子さん『ハルの日』

出版:復刊ドットコム
菊田まりこさん
『いつでも会える』

出版:学研プラス
きたやまようこさん
『ゆうたくんちのいばりいぬ』シリーズ
(1)ゆうたはともだち

出版:あかね書房



すがつきかよこさん
『うんちねことむくん』

出版:南方新社
内田美智子さん
『いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』

出版:講談社



他にもまだまだ、動物に関する絵本や書籍はたくさん出版されています。
ペットショップでも、大型ホームセンターなどでも、簡単に命が買えてしまいますが、買うことと、命を預かることは全く違うことだということを心に留め、いつか動物が迎えられる日が来ることを夢見て楽しみに待っていきたいと思っています。


★今まで飼った子たち
みんな虹の橋を渡りましたが、元気に長生きした子ばかりです!




   






粘着テープがくっついて瀕死だった猫ちゃんで、
内臓が破けてしまっていたそうで、この子だけは
治療の甲斐なく1週間ほどで亡くなってしまいました。
新潟動物ネットワーク/総務・募金箱担当
加藤 香織
令和2年11月1日掲載


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