猫のいる暮らし
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猫と暮らすことは私にとってごく普通の幸せです。
幼少の頃から傍らにはいつも一匹の猫がいました。
現在はタビ(雄6歳)と、去年NDNから譲渡された風(ふう)ちゃん、(雌2歳)の二匹がいます。ずっと憧れだった二匹飼いです。
猫と暮らすために諦めたこともありますが(鉢植えの観葉植物は土を掘り堀りするので諦めました)、癒してくれたり楽しませてくれるのはその何倍もあります。時には、こんな体験もさせてくれました。
①真夜中の恐怖編
寂しくてピスピスと鳴く子犬と小競り合いをする二匹の猫のため、リビングに布団を敷き数か月寝ていた時があります。
ある夜、寝ているとリビングのエアコンが「〇〇度に温度を設定しました」と勝手に作動し始めました。
緑のランプもおかしな動きで点滅しています。
いつも枕元で寝ているタビもジッとエアコンの方向を見ています。もしかして猫には何か見えているかもしれませんが、私は気づかないふりをして目をつぶっていました。
が、あまりにもエアコンが温度設定の変更を告げるので、意を決し電気を点けたら・・・
ソファーの上で短めの足をあげ毛繕いしている風ちゃんの背中にピコピコ押されているリモコンがありました。
あ~風ちゃんが操作していたのか!と安堵し、久々の恐怖体験でした。
この体験での教訓はリモコンは必ず定位置にもどすことでした。
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火災報知機を点検する風ちゃん
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恐怖体験②
5年くらい前、キッチンのガスコンロを新しくした頃のお話しです。
キッチンのあるリビングの隣の和室で寝ていた時のことです。
朝方、「ジジジジ・・・」とガスコンロを点ける音が聞こえました。
家族全員ここに寝ています。一体、誰・・・?
キッチンを覗くと、そこには背伸びしてコンロのスイッチに手をかけているタビがいました。
今までのガスコンロは回すタイプだったのですが、今度は指でスイッチを押すタイプなのです。
火は点かなかったのですが、万が一、点火したらと怖くなりました。
たまたまだったのだと思いますが、あの時以来、必ず外出時と就寝前にはコンロのロックをしています。娘も寝る前には必ずチェックする癖がつきました。
教訓②
ガスコンロ、使用しないときはロックをしましょう。
猫と暮らすとこんな不思議(恐怖)体験もできます。
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かなり激しい小競り合いをしていたので、仲良くなれるのかなと心配していた猫たちですが、徐々に距離は縮まり押し入れの同じ空間に居たり、お互いの気配が感じられるくらいの場所にいます。自分のテリトリーに入ると追いかけまわしていたタビですが、お気に入りの場所に風ちゃんが居ることを今は許しています。
いつかはお互いに毛繕いしながら寄り添って眠る日がくるかもしれないなと思います。
今は背後から風ちゃんに近づき腰のあたりを味見をするようにペロッとひと舐めして知らんぷりするタビです。もっと堂々とすればいいのにと思ったりします。
風ちゃんは本当にとても可愛いのです。今まではスレンダー体型のシッポの長い猫ばかりでしたが、ぽてっと体型でおはぎのような形の愛嬌のあるシッポに魅了されました。
得意げにピンと立ったおはぎシッポ。興奮してぐるんぐるんと回るおはぎシッポ。
猫は沢山見てきたつもりだったけど、一匹ずつ個性もあるので楽しい発見ばかりです。
風ちゃんとも一緒に暮らせて本当に幸せです。
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おはぎシッポ
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その風ちゃんの最近のお気に入りは・・・
主人のスリッパをガリガリ、蹴り蹴り最後は体の下に敷いています。爪の引っ掛かりが楽しいのか、匂いがたまらないのか不明ですが抱きかかえています。主人のことはそんなに好きではない様子なのになぜか主人のスリッパは大好きなようです。 |
主人のスリッパをいたぶる風ちゃん
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タビのお気に入りは沢山ありすぎます。困るのはコンセントカバー外しです。壁とコンセントカバーの隙間に爪をひっかけてカリカリと外すのが楽しいらしい。朝には全てのコンセントカバーが外されていたこともありました。
タビは器用でドアやとても重い襖も引き出しも簡単に開けてしまいます。トイレとお風呂のドアもしつこくガチャガチャするので、この空間だけは独りになりたいですね。
入ってほしくない部屋にはドアクローザーを取り付け重くしてあります。 |
ひとりで寛ぐタビ
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二匹飼いをして気がついたことは、お互いに気にくわないなと思っていた時期もあったと思いますが、カリカリごはんを全部独り占めしないで、相手の分をちゃんと残していることです。相手のことを想っているんですね。
ごはんが足りないときは、タビがお得意の技で扉を開け、餌袋を破り勝手に食べています。
風ちゃんはそういうことを一切できないので、いいコンビだと思っています。
我が家にきてくれてありがとうね。これからもよろしくお願いします。 |
ひんやりとする洗面台はお気に入り!
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新潟動物ネットワーク/猫班
米山 清美
令和元年9月1日掲載 |