2016年6月号 | ||||||||||||
リレー随筆 「鮭っ子物語」 No.180 |
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ふるさとへの想い |
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今回、リレー随筆に何か書いてもらえないかと依頼され、確か数年前に投稿して今回二度目の投稿になりますが筆をとりました。 私は現在、村上高校同窓会関東支部の会長職を昨年6月から務めております。関東地区には旧制中学、新制村高の卒業生がたくさん住んでおられ現在2千名ほどの会員に同窓会総会の案内や新聞「村高」など送って会員相互のコミュニケーションを図っております。 また、ふるさと出身の人達が集う会として東京村上市郷友会がありますが、同じふるさとの会と云うこともあり村高同窓会関東支部のメンバーも多数参加しています。このところ毎年行われている三面川の「鮎を食べる会」「鮭を食べる会」に出席させてもらい懐かしい村上弁、ふるさと村上の出来事、情報を聞き楽しいひとときを過ごすことができ、これからもお互い手を携えて同じふるさとの親睦の場として発展することを願っております。 この時期になるとそろそろ村上大祭のことが気になります。一昨年のことですが東京に居る同級の友達を誘って祭りの日に帰りオシャギリ、ニワカを1台づつ囃しの音を聞きながらじっくり見ることができ良い思い出になりました。 私は18歳で村上を離れ東京に本社がある建設会社に就職し、以来、関東中心に働く場所と生活の拠点としてきました。これから先も今住んでいるところが終焉の地と当たり前に思い定めているのですが、どうも今いるところは仮の地でないかとふと思うことがある。それはふるさとという語句を聞いた時、まず憶い起こすのは私が生まれ育った自然の山々、川などで朝日村の田圃から三面川に架かる水明橋を望み、その奥に鷲ヶ巣山が見えるという風景です。不思議にこの風景が頭に刷り込まれて死ぬときも、この風景が思い浮かべられることができれば幸せと思う。 自分の人生の中のほんの一部分であるのだが、何故か無視できない憶いである。 |
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村上高校の校歌五番に ああ清冽のこの天地 浮華柔弱の濁りなく ああ雄壮のこの山河 堅忍不抜のさとしあり |
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とありますが、これが自分の心持ちにピッタリあったものと感じています。 以上 |
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東京村上市郷友会ホームページ リンク |
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