2008年1月号 | ||||||
リレー随筆 「鮭っ子物語」 No.79 |
||||||
45年ぶりの同期会 |
|
|||||
初秋に一通の往復ハガキが届きました。 その内容は、11月IO日(土)17時半瀬波温泉・大観荘において、村上小学校・村上中学校を卒業した人達への同期会の開催のご案内でした。 戦後の昭和22年生まれのベビーブーム、いまの団塊世代で、一学年500人、10クラスありました。 仕事の都合もありましたが、胸をワクワクしながら、出席の返事を投函しました。 11月10日朝のTVには、新潟地方のテンキ予報は雨マーク。やはり雨女かと‥‥ 東京駅で新幹線を待っている時に、北朝鮮拉致問題の曽我ひとみさんのご主人ジェンキンスさんが目の前をとおり同じ『とき』に乗られました。 私が中学2年のときに仲良くしていた1人が、高校を卒業後北朝鮮の素晴らしさを語り、北朝鮮へ行き、音信不通になりました。 新幹線の車窓を見ながら、今彼女は北朝鮮で元気にしているのかしらと、三つ網をしていた彼女を思い出していました。 新潟駅へは友人が車で迎えに来ていただき、雨の中村上へむかいました。 降っていた雨もやみ、幸運が待っているかのように、所々で3回も虹を見ることができました。 岩船の大池では白鳥が迎えてくれ友人が持参したパンをまくとカラスの方が素早くキャッチ。 羽黒町で車を下ろしてもらい、両親の眠るお墓にお参りする。それから友人の待っている小国町まで久しぶりにブラブラと町の中を歩いてみました。子供の頃と変わり、通りは広くなり、町並みは昔の趣とは違い、寂しい気がしました。 会場の大広間には、大勢の同級生が集まり、賑やかな声が聞こえました。 高校が新発田のために、45年ぶりにお会いする人ばかりです。 私は8組で15名の出席、先生が7名、全部で170人という素晴らしい参加者が集まりました。 私も含め皆様それぞれに年を重ねていらっしゃり、ほとんど覚えていない状態でした。 「幸ちゃん?」と呼ばれても、顔をみても?名乗られて「○○ちゃん。ワア‥‥」と歓声。 ずいぶん雰囲気が変わられた方もいらしたり。 担任の樋口康二先生も「もう80を過ぎたよ」とお元気なお顔を拝見。 宴会がはじまり、おいしいご馳走はそっちのけで昔話で2時間はあっという間に過ぎました。 ロビーにて参加者全員の記念撮影。全員はいるかな-にさすがプロ。 二次会で又楽しいおしゃべりと話はつきませんでした。 宿泊希望者はそのまま大観荘に。8名の同室者には、幼稚園で一緒の人、中学2年の仲の良かった人達と布団の中で、夜中までおしゃべりが続きました。 翌11日は午後から会議があり、皆さんと別れを惜しみながら宿をあとにしました。 村上駅には信兄と友人が見送ってくれました。村上を離れるのはジーンと胸にきます。 この素晴らしい企画をして頂きました、長井町の御茶屋さん富士美園の飯島久さんには心より感謝したいと思います。 村上が4月から合併し、大きく生まれ変わるそうですが、故郷のますますの繁栄をお祈りいたします。 |
||||||
|
||||||
|
|
|||||
|