2022年5月号
  リレー随筆 「鮭っ子物語」  No.223



 村上市出身の平野歩夢選手
 
       期待通りに金メダル獲得!


 冬季オリンピック北京大会のスノーボード男子ハーフパイプで平野歩夢選手が金メダルを獲得した。過去2回の冬季オリンピックで連続銀メダルに続く3大会連続の快挙となり、出身地である村上市では大変な祝福ムードとなった。

 2014年、最初のソチ大会で銀メダルの時は史上最年少のメダル獲得者となり、15歳の時であった。この時、故郷に錦を飾った際には、故郷の若き英雄に対し「銀メダルを胸に若武者凱旋!」と、歓喜のパレードなど大変な歓迎行事が行われたと当時の地元の新聞を賑わしていた。
 指導に熱心なお父さん(ご自身が元サーファー)は地元の瀬波温泉にあった古い市民会館を改修し練習場(後の日本海スケートパーク)を造り、熱心に子供達を指導していた姿が見られていたという。三人兄弟皆がスケートボーダーとなり、弟の海祝くんは今回のオリンピックに一緒に出場し9位となっている実力者である。今回二人のインタビューで弟は、「人の見ていないところで懸命な努力をしていたお兄ちゃんは偉い」。そして兄は、「兄弟一緒にプレ-出来たことに感謝し、小さい時からの夢が叶えられたことが嬉しい」ー(省略?)「長く故郷に帰ってないので早く故郷に帰ってお母さんが作ってくれるカレーを食べたい。我が家のカレーは特別なんです」と答えていた。
 また、故郷村上は一番安心できる場所、美味しいご飯と自分の休める時間を作れるという。今や世界で活躍する歩夢選手は海外での生活が多くなっても、故郷に帰ると、国内でもトップクラスの大規模屋内スケートパークとなった練習場で汗をかいている。この施設は村上市が平野歩夢選手をバックアップするため老朽化した前のスケートパークに隣接した所に巨額を投じて建設したもので2019年にオープンした。全日本チームの合宿に活用されたり、平野選手がホームパークとして練習していることで広く知られており、今後一層有名になると思われる。
 最初は突飛な髪形など故郷村上人らしからぬ風貌に違和感を覚えたものだが、朴訥で真面目そうな対応は今や立派な大人の雰囲気、インタビューの受け答えも本当に立派だった。故郷村上の誇りから今や日本の誇りとなった平野歩夢選手本当におめでとう!


東京村上市郷友会 
代表幹事 佐藤 勝


























 
JR村上駅前


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リレー随筆「鮭っ子物語」は、村上市・岩船郡にゆかりのある方々にリレー式に随筆を書いていただき、ふるさと村上・岩船の発展に資する協力者の輪を広げていくことを目的としています。 (編集部)
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