2020年8月号 | |||||||||||
リレー随筆 「鮭っ子物語」 No.203 |
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もっと知りたい、村上 |
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私は岩船郡関川村出身で、村上市内のことはほとんど知りませんでした。高校生になり三年間村上に通いましたが、入学した時にはすでに校舎は駅前に移転していました。故に、高校時代の私は駅と学校と隣のジャスコしか知りませんでした。部活後のジャスコの一階のかけうどんが大好きでした。
そんな中で、一度友人と映画を観に行ったことがありました。何町なのかもわかりませんでしたが、レトロな映画館でした。駅前以外の村上を散策してみたい気持ちはありましたが、部活などで忙しく、せいぜい友人の家に遊びに行くくらいで、なかなかその機会が持てませんでした。 映画と言えば、 小学一年生の時に、母に連れられて別の映画館にも行ったことがありました。「愛と死をみつめて」と「氷点」の二本立てでした。小学生が観るには少し大人っぽい作品だったと思いますが、何もかもが珍しく楽しい体験でした。 数年前、当番幹事の年にお声をかけて頂き、同窓会関東支部の集まりに参加するようになりました。作家の浅田次郎氏がテレビ番組でご自身の同窓会について語っておられました。定年を過ぎてから出席するようになり、幹事もしているそうです。同窓会(同級会)のよいところは、同年の女性と話すことで様々な情報が得られることだそうです。同感です。私もいろいろな年代の方々と話すことで、主婦仲間や同年代の友と話す以上にたくさんの話を聞くことができるので、とても楽しみに出かけています。今年は同窓会総会、懇親会も中止、来年また一堂に会することができるようにと願っています。 村上市出身の方々と話していると、もっと村上のことを知りたいと思うようになりました。実家には時折帰省していますが、今年の三月に他県出身の友人と「町屋の人形さま巡り」に行く計画を立てました。CMの吉永小百合さんのように、街を歩き、鮭料理を楽しむつもりでした。宿も予約し、楽しみにしていましたが、新型コロナウィルスの流行が始まり、イベントも中止となってしまい、やむなく旅行を取りやめました。 本場の鮭料理はお預けとなりましたが、同窓会に参加するようになった縁で郷友会に誘って頂き、「鮭を食べる会」と「鮎を食べる会」にそれぞれ参加することができました。食べることが大好きな私は、堪能させて頂きました。郷友会もまた新型コロナウィルス禍のため、今年度の集会が中止となっていますが、再開を楽しみにしています。 |
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