大岳山をはじめ美しい西多摩の山並みを見渡せるあきる野市菅生の高台に西多摩地区初の私立小学校、菅生学園初等学校が開校したのは2年前のことです。
今回はこの菅生学園初等学校の教育活動をご案内しましょう。
敷地は東京ドームの1.2倍の広さで、初等学校専用人工芝グラウンドのほか日本サッカー協会公認のサッカー場、ソフトボール場、テニスコートなどの運動施設、更に畑や花壇も整っています。周辺には竹林や雑木林があり、四季の変化を感得できる環境にあります。
校舎は地上6階の鉄筋コンクリート造りで「学びの城」と呼ばれ、東海大学菅生高等学校中等部の生徒たちと共用する階と初等学校の専用階を決めて互いに息づかいを感じながら学べるよう配慮されています。現在3年生までの児童が在籍しあと3年で6年生までの全学年が揃うことになります。
学校の基本理念は「歩き 考え 学ぶ」ということにあります。“歩き”とは、大地にしっかりと足を付けて歩き、心身ともにたくましい人間に成長して欲しい。“考え”とは、自然とともに生きる人間の生き方について考えて欲しい。“学ぶ”とは、確かな学力に基づく高い志を持ち意欲的にチャレンジする人間になって欲しいということを意味しています。
基本理念に基づき独特の教育活動を実践しており、代表的なものをご紹介しましょう。
1朝から晩まで活動
朝は希望によって7時30分から受け入れます。放課後は6時近くまで菅生タイム(放課後の体験学習)を実施し児童たちは好きな種目(サッカー ダンス 柔道 合唱 そろばん 英語 茶道 パソコンなど)を選び楽しんでいます。
2万全なセキュリティに配慮
登下校時、子どもたちにはICタグを携帯させ昇降口を通過する際、センサーが感知し、メールで保護者に登下校を知らせるシステムで安全を確保しています。
3徹底した学習
週6日制で少人数、繰り返し学習で国語・算数はじめ学力の定着を図っています。英語はネイティブ教員を中心に週3時間行っています。卒業時、漢検5~4級、英検4~3級、数検6~5級合格の実力を目指します。
4地域を生かした学習
地域の方々のご協力により春はヨモギ摘み、草もち作り、竹の子掘り、秋にはイモ掘りと四季折々の活動を通して自然の恵みを体得します。その他まだ多くの特色ある教育活動を取り入れていますが、紙面の都合で割愛させていただきます。ご家族ご一緒にハイキングを兼ねて一度見学にお出かけください。
(菅生学園常務理事)
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