―子供が巻き込まれる事件が各地で増加するなか、地域の児童館がにぎわっている。公園や路上では安心して子供を遊ばせられないという不安を背景に、児童館が子供の居場所として見直されているー
三月二十五日付読売新聞夕刊トップに掲載された記事の一部である。
連れ去り事件の多発や環境の悪化で子供の遊び場・居場所が無くなっていることが原因で児童館が脚光を浴びるというのはいささか気になるが、今回はその児童館≠ノ焦点を当てることにする。
そもそも児童館は、児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、又は情操を豊かにすることを目的とする児童厚生施設ということになっている。(児童福祉法第四十条)
簡単にいえば、子供たちにとっては家庭、学校以外の平和な憩いの場、楽しい遊び場、体験の場、いわば「子供の城」といえる。
あきる野市は旧秋川市時代から児童館の設置に熱心で現在、分館を入れて十施設が配置されている。
小学校の隣接地に設置することを原則として最初の頃、名称を若草、若葉、若竹と付していたが途中から隣接の小学校と同じ名称にすることにした。学校と同じ名前に親しみを感じてもらおうとする行政の配慮であった。
四番目に建設された南秋留児童館から子供の遊びの中心となる天井の高い小体育場を先ず位置付けその周辺に畳の部屋等を織り交ぜた平屋建となっている。
館長に小学校校長職等経験者を配置し、市職員、一般市民による育成員それに地域のボランティアで形成される指導者グループにより、それぞれの館で独自の計画が立てられて子供たちによろこばれている。
活動内容も豊富でその一部を例示すれば、
・市民が指導者となって行うクラブ活動や諸行事(畑作、園芸、茶道、華道、詩吟、はやし、大正琴、パソコン、将棋、語学等)
・幼児教室(幼稚園、保育園入園前の幼児とその母親を対象とした集団生活を通しての幼児の遊び、母親同士の子育て交流の場。)
・児童育成会(放課後帰宅しても保護者の適切な保護を受けられない主として小学校低学年児童を対象とした活動)等々多様なプログラムが展開されている。
各児童館とも、家庭・学校・地域との連携を深め更なる活動の充実を目指している。
お父さんお母さん方も一度子供たちと一緒に足を運んでみてはいかがだろうか。
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