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特別企画 岩船広域 市町村長に聞く No.3 

         川と歴史文化と湯の村

              
『関川村の将来像』を語る

                                    鈴木 久司 村長 
  
鈴木村長の好きな言葉


          正 心 誠 意 

     


村の基本テーマ

『豊かで住みよい活気ある村の建設』
関川村総合計画の基本テーマ


 関川村は、緑の山々と清流に恵まれた自然豊かな村です。この優れた自然、そして歴史的、伝統的文化などを基礎とし、村民すべてが健康で幸せな生活を営むことのできる村が、私たちの目指す将来の姿です。


面積 人口 主産業
299.61Km² 7,510人
(2000年国勢調)

農 業


町並み保存について・・・下関地区

 下関地区役場前付近の町並みは、羽越大水害の後家屋の建て替えが進んだものの、一部は18世紀の米沢街道を今に伝えています。県営の「ふるさと新潟の顔づくり事業」により、県道を主とした昔の雰囲気を復元することになり、現在工事が進められています。
歴史と今の暮らしが融合し、奥行きと品格のある落ちついた町並みが完成します。

 

関川村のホームページ
現在準備中
問合せ:関川村役場 
Tel 0254-64-1441
観光の現状と今後

 全国的に観光客数の減少傾向が続いています。その要因は、景気の低迷だけでなく、観光に対する国民意識の変化があります。村には、5温泉を擁する「せきかわ温泉郷」があり、また豊かな自然や景観を生かした観光エリアが多数あります。3年前にオープンした「桂の関温泉ゆ〜む」は、年間20万人の利用客があり、今や村観光の一つの柱的存在となっています。
 また、今年の6月2日には、現在の国民意識にマッチした「大石キャンプ村」がオープン。温泉、スキー場、清流、登山、一般キャンプ場に県下有数のオートキャンプ場が加わり、四季を通じた村の観光にいっそうの厚みが増します。
 個性を重視した観光地づくりに、関係する人たちと協力しながら努力していきます。



高規格道路開通によせる期待

 人々の行動範囲が広がり、短時間での移動ができる交通体系の整備が求められています。日本海側と太平洋側を結ぶ新潟山形南部地域高規格道路は、それらのニーズに応えるとともに、産業、文化などにも大きなメリットが期待されています。
早期完成を実現を望んでいますが、それに対応して村内の道路網の整備が急務となります。村民のみなさんの意見を大いにお聴きし、村内交通体系を長期的視野で確立したいと思います。



財政の現状と今後の見通し

 関川村は、過疎地域、特別豪雪地帯、振興山村など各種の地域指定があり、事業に取り組みやすくなっています。しかし、全国的な景気低迷で、税収や地方交付税などが伸び悩み、財政環境はしっそう厳しさを増しています。現在、早期完成を目標に下水道事業を進めており、今後は教育、高齢者対策それに産業振興などの施設整備や施策を展開していく予定です。
将来に向けて各種の積立基金を設置しており、健全財政を堅持しつつ、積極的な行政を実施したいと思います。


関川村の将来像

 少子高齢化がいっそう進み、人口減少もさらに進行するものと思います。行政の究極の使命は「住んでいる人たちが、それぞれ生き甲斐を感じてながら人生を全うする」ための環境整備です。
「関川村の将来像」は「この村に住んでよかったと思える村」であり、そのためには村が有する優れた地域資源を大いに活用し、村づくりに努めることです。



地方分権に向けて

 国と地方の「地方分権」に向けた体制の骨格は整備されつつあります。地方分権を進めるには、権限と財源の関係のほかに権限委譲されるに相応しい地方の態勢と職員の能力などの課題があります。
その体制整備の一環として市町村合併があると思います。
 地方分権も市町村合併も、住民の合意形成が大切です。住民に大いに情報を提供しながら、住民への行政サービスが低下しないように、また行政コストを削減するように、取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。


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