新幹線開通による効果
「羽越新幹線」推進研究会資料による
・沿線17市町村が乗り換えなしの東京直行圏となり、大規模な地域の発展効果が促進される。
800億円/年〜1,600億円/年のも及ぶ生産額増と、1〜20%の雇用増大が期待される。
・日本海と夕日、大規模な自然と温泉、スキーそして文化、伝統などの恵まれた観光資源の有効活用が進められ、訪れる人々に質の高い余暇空間を提供し、生活大国の実践が推進されると共に、多くの観光客の流入と沿線地域の関連産業の発展が推進される。
180万人/年〜370万人/年、580億円/年〜1,180億円/年の増加。
・経済の発展と大規模な流動人口の増加は、少子高齢化が進む地域の活性化を促し、21世紀の新しい豊かな社会創りに多大に貢献する。
・新潟国際空港への新幹線乗入れ事業の推進もはかられ、沿線住民の利便性の向上等により、事業の効果向上に大きく貢献する。
・羽越新幹線は、沿線地域の経済効果が大きく、採算性も良い事業であると共に、「鉄道事業」にとっても多くの旅客増が見込まれ良好のプロジェクトである。
ミニ新幹線構想が有力か!
新幹線を作る場合、2つの方法がある。1つは上越新幹線のように、新たに新幹線用地を取得し、新たな新幹線駅を作る方法と、今ある羽越本線に新幹線を走らせるミニ新幹線方法である。経費、地理的条件などを考えると、秋田新幹線のような、ミニ新幹線構想が現実的と思われる。
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新幹線開通に伴う駅とその周辺整備
村上駅の場合
村上駅は広域観光の玄関口であり、駅と駅前広場の整備は、新幹線開通に合わせた整備が急がれる。
@高齢者等にやさしい駅
A観光客の玄関としてのイメージづくり
B西口からのアクセス
C駐輪場の整備
D景観に重点をおいた駅舎
E駐車場の設置
F駅前横断道路の整備
などの多くの課題がある。早急に住民と行政が一体となって、駅と駅前広場の建設プランを作る必要がある。
秋田県角館町の例
町長の英断
秋田新幹線開業に合わせて、角館駅と駅前広場を建設した。
秋田県角館町の高橋雄七町長は『みちのくの小京都の新たなる創造』のため、コンサルタント等を使わず、行政職員や町民と共に、よい駅とされる多くの駅と駅前広場を視察した。その結果、景観を最重要視して、高架駅の多い中、景観重視の木造平屋の駅舎にし、駐車場は木で目隠し、残っていた米倉を再生して待合室をつくり、トイレ、木造駐輪場等を多くの補助事業を導入して建設整備した。結果的に建設大臣賞を受賞した。
角館駅と駅前広場
駐輪場
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