http://www.murakami21.com 村上広域情報誌2001
  
 新潟動物ネットワーク  
No.138

東北地方太平洋沖地震 被災地応援ボード 
〜ペットを飼っている被災者のみなさまへ〜
http://ndn2001.com/ndn/animal-support/index.html


動物を飼うこと


私がNDNの活動に参加して1年が過ぎました。

最初は16年飼っていた犬が亡くなり、
インターネット検索で同じ犬種の子がNDNに保護されているのを知り、
譲渡会に見に行ったのがきっかけでした。

同時にNDNの活動も初めて知りました。

保健所や動物愛護センターのホームページを1日に1回は必ず見ています。
迷子で保護される子が毎日のようにアップされています。
そして、すぐにお迎えが来て写真が消える子もいれば 
いつの間にか新しい飼い主募集のページに移動している子もいます。
自分の飼い犬が居なくなれば探すのが当たり前だと思いますが
最後まで飼い主さんが引取りに行かないのは、やはり捨てられたのでしょうか。
最近では飼い主持ち込みの高齢の子も多いです。
新潟では、まだ少ないようですが犬猫の繁殖家たちの飼育放棄や遺棄が問題になっています。
私は最近、元犬のブリーダーだという女性と話をしました。
彼女は何年も前から悪質(?)なブリーダーでNDNでも保健所でも有名だと後で聞きました。
ブリーダーをやめた今でも元繁殖犬のシーズーが6頭居るそうです。
今度はトイプードルが欲しいから、今居るシーズーのオスとメスを誰か貰ってくれないか、
という話でした。
6才だと聞いていたメスの子は目が白くなり始め、どう見ても10才近く 全身毛玉だらけ。

家では大きなバリケンに3頭ずつ、オムツをしたまま入れ 廊下に置かれているそうです。
そんな状態を悪びれず平気で話す彼女にとっては それが普通の犬の飼い方なのでしょうね。
おそらく散歩なんてしたことも無く、不潔な状態で何年もバリケンに入れられたまま一生を終えます。
出産を終え、繁殖犬としての役目は終わりました。
最後の残り少ない何年かは家族として可愛がられ幸せに暮らして欲しいのが本音です。
助けてあげたくても どうにもなりません。
2頭減れば、必ずまた2頭不幸な子を増やすはずです。
ここ何日か あのシーズーの気の毒な姿が頭から離れません。
たちの悪い繁殖家や、パピーミルにとっては
犬猫も家畜と同じなのかも知れません…
卵を取るために狭い所に詰めこまれ飼育されている鶏と同じ飼い方です。
取り締まる法は無いのでしょうか。
流行りの犬種の子はペットショップでは高額で売られていますが
クレジットで月々3000円〜と手軽に手に入るようになっています。
でも、よく考えて欲しいのです。
その後も毎年ワクチン、予防薬、トリミングと人間の子供並みにお金がかかります。
病気や怪我をすれば高額な医療費がかかるんです。
売る方は そういった事をよく説明し、買う方は最後まで家族として面倒を見て下さい。
日本は先進国なのに、ペットに関しては後進国だと何かに書いてありました。
不幸な飼い方をされるペットが居なくなるのを心から祈っております。
新潟動物ネットワーク/犬班
新保賢子
平成27年7月1日掲載

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