http://www.murakami21.com 村上広域情報誌2001

クラシック音楽の面白さや楽しみ方などを、さまざまなエピソードをまじえた語りとピアノ演奏を普段着のままでお楽しみ下さい。
今回は、作曲家たちの輪。古典派ハイドンから、ロマン派の奥深い音楽を奏でるシューマンを中心に弾き語りします。

  黒須やすこ クラシックのおもしろさを語る Part 3
       クラシックのおもしろさ 今宵は作曲家たちの輪!!


 期 日:2009年9月20日(日)
 開 場:午後6時  
 開 演:午後6時30分
 会 場:村上歴史文化館(村上市三之町 三の丸会館隣り)
 会 費:¥2,000(キャロル・オットー基金への寄付を含む)
 定 員:70名

演奏するピアノは久野久子の遺品 キャロル・オットーです

主 催:ブロンズinむらかみ   
共 催:(財)イヨボヤの里開発公社
問合せ: 0254−52−7206(ブロンズinむらかみ事務局)

プログラム
ハイドン    ソナタ39番 Hob.XVI/24 二長調
ベートーヴェン ソナタ 作品13 悲愴
シューベルト  即興曲 作品90の3
シューマン   アラベスク 作品18
          子供の情景 作品15
          ウィーンの謝肉祭の道化芝居 作品26から 間奏曲
               他

唱歌「汽車」の作曲者 故大和田愛羅氏のご遺族から、村上市に寄贈されたピアノ(キャロル・オットー)を2年間かけて調整し、美しい音色をいつまでも響かせてほしいとの願いをこめたキャロル・オットー基金事業の一環として行います。

久野久子&大和田愛羅
このピアノ「キャロル・オットー」は、1906年頃から東京音楽学校生の久野久子さん(1886-1925、ピアニスト、後に東京音楽学校教授)が所有していました。久野久子は、15歳で東京音楽学校(東京芸術大学)に入学して洋楽に触れ、このピアノで猛練習に励み、日本のピアノ演奏家第一人者となりました。特にベートーヴェン作品の演奏家として有名で、その迫真的な演奏スタイルは独特であったと記録されています。
また、国内で多くの演奏活動を行い、大正初年、小松耕輔、東儀哲三郎、大和田愛羅の3者で発足した音楽普及会の客員メンバーの一人でもありました。
その後1925年、久野久子が、始めてのヨーロッパ修業中に自殺するハプニングが起きたあと、東京音楽学校の同窓で同い年の大和田愛羅が、久野久子の家族から遺品として託されたのがこのピアノです。
大和田愛羅(1886〜1962 「今は山中 今は浜」で始まる唱歌「汽車」の作曲者 大和田愛羅は、村上市塩町の安泰寺に眠っています。大和田愛羅は、明治19年3月24日(1886)、東京都牛込区(現新宿区)下宮北町に、大和田虎太郎の長男として生まれる。)は、当時上野にある音楽学校に近い文京区本郷林町に家族と住んでいましたが、愛羅の姪で東京音楽学校生であった佐藤文子さんが、結婚する時にこのピアノを譲り受けました。以来現在まで、娘の佐藤茂子さん宅で大切に使用されていました。



黒須やすこ 
     プロフィール

桐朋学園大学ピアノ科卒業。大学研究員を経て、同大学付属子供のための音楽教室講師を務めた。1991年よりオランダ、アムステルダム音楽院留学。オランダ在学中から、ソロ、アンサンブルで活躍。
96年1月帰国後、リサイタルをはじめ、クラシックの面白さを広めるために、地域で小コンサートを実施。これらのコンサートでは、解説付など、クラシックを少しでも多くの方々に聴いて頂くための様々な新しい試みを行っている。雑誌への執筆、公演や公開レッスン、翻訳なども手がけている。
ヴィレム・ブロンズ氏に師事。現在、昭和音楽大学ピアノ科講師。
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